2023.08.28 2023.09.01

俳優「チョンヘイン」のプロフィール・履歴・出演作品について

tamanegi

(画像：holyhaein@instagram)

最近ネットフリックスシリーズ「D.P. 脱走兵追跡官シーズン2」、そしてパク・ヒョンシクと共にアイドルグループZE:Aのメンバーであるイムシワンと一緒に出演するバライティ旅番組「俳優は旅行中」で8月のブランドランキングでも一位の俳優「チョンヘイン」さん。

DP2が出た時に、この俳優、、、どこかで見たことがある！と思ったらイム・シワンさんのインスタで見たことがありました。

ネットフリックスでも公開されている「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」で2018年ソン・イェジンさんと共演し、「国民の年下彼氏」としてすご〜く人気だったようですね。

つい最近韓ドラの世界に入った筆者は、まだまだヘインさんの事を良く知らなかったので、先ずはどんな俳優なのかを知るため、ネットをあさりました。

今回はその過程で見つけたヘインさんの情報、特に日本語のサイトではなかなか見ない情報を大量放出していきたいと思います。先ず基本的な情報から見て行きますが、もう知ってる！という方は「トリビア・豆知識」まで飛ばして下さい。

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Contents

チョンヘインのプロフィール
チョンヘインのデビュー・これまでの活動概要
チョンヘインの出演作品
「チョンヘイン」トリビアー・豆知識

チョンヘインのプロフィール

名前：정해인(丁海寅・チョンヘイン、本名)、英語表記 Jung Haein
生年月日： 1988年4月1日
身体： 178cm｜70kg｜A型
出生地：ソウル
家族：父、母、弟（1995年生まれ）(本貫羅州丁氏(直系の先祖 6代祖鄭翼用)
最終学歴：平澤（ピョンテク）大学（放送演芸学 / 学士）
兵役：大韓民国陸軍軍曹満期除隊(2010年)
宗教：カトリック

チョンヘインのデビュー・これまでの活動概要

1988年ソウルで生まれたチョンヘインは、医者として仕事をし、忙しい両親の元に生まれ、父方の祖父母と時間を過ごすことが多かったようです。小さい頃から食べるのが好きで、ぽっちゃりした可愛い男の子でした。

人体の神秘的な姿を見に行って生物に興味を持っていたのと医者の両親の影響で、生命工学を専攻し、研究者になる目標を持っていたチョン・ヘインさん。彼は韓国の大学修学能力試験が終わった後、友達と一緒に映画館で「ドリームがルーズ(2007)」という映画がを見てアイスクリームを食べていたところ、偶然エージェント関係者にスカウトされます。

この出来事をきっかけに、彼は1か月間の演技学校に通った後、最終的に平澤大学の放送演芸学科に入学することに。しかし、その後も俳優になると決めていた訳ではなかったようです。その後は一般的な韓国の男性と同じように20歳で陸軍に入隊しました。そして彼が俳優になろうとはっきり決めたのも、軍隊に入隊してからだそうです。

2008年に入隊したチョンヘインは、「9:1の競争率を突破し、軍団長の運転手に選ばれた」運転兵だったんだとか。彼は2人の友達と出演した旅番組「チョンヘインのI Love New York」でその実力を見せ付けたそうです。特に注意してみたことはないのですが、確かに多くのドラマで、彼が運転するシーンが見れますね。彼は2010年に無事兵役を終えます。

除隊後、真面目な大学生として大学を卒業したヘインさん(おそらく卒業は2013年3月です)は、正式に演技者としてデビューする前の2013年、AOAの「MOYA」ミュージックビデオに出演しました。俳優になる時「落ち着いて静かにコツコツと地道に進んで行こう」と決めていたんだとか。そして1年後の2014年、ドラマ『百年の花嫁』で俳優としてデビューすることになります。この時、髪を脱色したのが意外と大変だったそうです。

その後も「三銃士」では馬に乗るシーンが多く、たくさん練習をしていましたが、馬から落ちて脊髄を怪我したことも。しかし、怪我をしたと言うとキャスティングから外されるのではないかと恐れ、外部にキャスティングされたとニュースになるまで黙っていたそうです(執念深い)

次は「応答せよ1988」に出演しながら着実に演技者としての経験を積んでいきますが、彼の名前が一般の人々に知られるようになったのは、2016年にtvNで放送された「トッケビ」に特別出演した後です。

同じ時期にMBC放送のハイクラス〜私の1円の愛〜でメインキャストの1人でしたが、彼がそのドラマに出演していた事を知る人は少なかった割に、トッケビで彼の顔を覚えた人は多かったようです。

トッケビでは数年後「ユ・ヨルの音楽アルバム」で共演したキム・ゴウンさんが演じたジウンタクの初恋先輩役で第7・８話に出演し、短い出演ながらもSNSなどで「脇役までカッコ良い」と注目されました。実際シーンの数はとても少ないです。

続いて2017年には視聴率が高かった「あなたが眠ってる間」でメインキャストの一人のハン・ウタク、そして「刑務所ルールブック」に出演。チョン・キョンホ主演の「刑務所ルールブック」では、メインキャストではないものの重みのある役で軍人ユ・ジョンウ役を演じ、彼の表情や感情の演技は視聴者から高い評価をもらい、徐々に主演級俳優として頭角を現し始めました。

軍人の役を演じたのはDPが初めてではなかったんですね。撮影現場ではご飯が美味しくてそのシーンをいつも待っていたし、部屋の床がとても暖かく、みんな良く昼寝をしたりしていて、笑いが止まらない現場だったそうです。因みにこのドラマでは彼が運動をする姿や上半身を脱いだ姿で出る事が多いらしいです。

そして次の作品が彼に「国民年下彼氏」の呼び名を与えた2018年のJTBCドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」。既にメロの代名詞でもある女優ソン・イェジンと共演し、知名度と人気が急上昇、一躍スターとして浮上しました。ソン・イェジンさんとは実際6歳差がある彼の年上彼女としてピッタリな役でしたね。ヘインさんは、2022年3月にあったヒョンビンとソンイェジンの結婚式にもゲストとして出席しています。

一気にメロイメージが強くなってきた2018年ですが、同じ年の下半期には「トッケビ」で縁があったキム・ゴウンさんと2019年に公開された映画「ユ・ヨルの音楽アルバム」と「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」と同じ監督が手がけたMBCドラマ「ある春の夜に」出演しました。

「ある春の夜」では女優ハン・ジミンを相手に、未婚のパパ役を演じました（年下の彼を未婚のパパにしてしまう監督さん、笑）。この二つの作品は残念ながら、評価の面で好き嫌いが大きく分かれますが（視聴率は悪くなかったようですが）、俳優として繊細な感情表現と幅広い演技に挑戦する彼の成長を見ることができます。

このままメロ作品で地位を固めるかと思った時期でしたが、、、誰にでもスランプは来るものですよね。次の作品で片思いを題にした「半分の半分〜声で繋がる愛〜」は、あまりにも視聴率と評価が低かったために16話編成から12話編成と変更され打ち切られる形に終わってしまったんだとか。視聴率においてはtvN歴代最低水準を記録したらしいです。このドラマの結果が引き金だったのか、それとも休む間もなく続けて作品活動を続けてきたせいか、この時期チョン・ヘインさんはスランプに陥ったそうです。

それでも止まらないチョンヘインさん。この後、JTBCドラマ「スノードロップ」と「D.P. 脱走兵追跡官」の撮影に入りました。撮影時期がかぶっている二つの作品ですが、先に公開されたのが「D.P. 脱走兵追跡官」。この作品、スランプに陥っていたチョン・ヘインさんにとっては俳優人生の転機となるものだったようです。

数年続けてきたメロドラマから離れ、全く違う役を演じることができ、男性ファンが増えたのも嬉しいことの一つだったんだとか。個人的には同じくらい大作と期待されながら「スノードロップ」よりもDPの方が早く公開されて良かったと思いました。ヘインさんは実際の軍隊じゃないからこそ、戻って来れて楽しいと感じたといいます。

2021年の冬に公開された「スノードロップ」で、女子大生を演じるBLACKPINKのジスと禁断の恋に落ちる南派工作員を演じたチョンヘインさん。タフな精神力と判断力、カリスマ性を見せながらも、ジスが演じるヨンロへの暖かい気持ちの正反対の表現を切り替えながら、これまで彼が演じてきた数々の役を1人の人物の中で一気に見せてくれた作品だと思います。武器を使う場面が特に難しかったようですね。ヘインさんはスホを自分を守ってくれそうだから友達になりたいキャラクターの1人として選んでました。

しかし、このドラマ時代物であるだけに、韓国国内では「歴史歪曲議論」に包まれ、放送前から批判が殺到してしまいました。しかもチョンヘインさん本人もこの作品をただのドラマとして見ているといった見解を述べたことで、歴史上の事実を軽く見ているなどと批判されたそうです。確かに韓国の歴史の一部を題材にしているドラマだけあって、視聴者の敏感な気持ちも分からなくはないです。ただ俳優たちの演技と話の流れは見る人を没頭させてくれるドラマであることは確かでした。悪役（？）を演じるヘインさんを見たい方にはおすすめです。

2022年には、日本の三池崇史さんが監督を務める日韓共同制作ドラマ「コネクト」に出演したヘインさん。三池監督から、片方の目だけで涙を流して欲しいと言われ、その演技が出来てしまった彼、大怪我でもすぐに治してしまう自然治癒能力を持つ新人類「コネクト」の1人を演じます。作品に対する評価は分かれるものの、またもやチョンヘインの演技は高く評価されたドラマでした。そして、ドラマ全体で流れ、モチーフの一つとしても使われている「My Noise」という曲。チョンヘインさん、いくつかのバージョンの一つをアクスティックギターの伴奏に合わせて歌ってくれています。

2023年「D.P. 脱走兵追跡官シーズン2」で戻ってきたチョンヘインさん。彼以外のアン・ジュノは想像できない、「軍人の制服が一番似合う男」、シーズン3を期待する声が高いなど、すごい人気ぶりで彼の演技力が高く評価されています。これまで映画ではこれといった作品に出ていない彼ですが、2024年に公開される「ベテラン2」に期待したいですね。