俳優「ぺ・ナラ」DP2初ドラマ出演、デビュー10年でLGBTの脱走兵ニーナ役、彼の兵役時代は?経歴・プロフィール
「DP脱走兵追跡官」シーズン2、第3話「カーテンコール」で多くの視聴者に強い印象を残した、チャン・ソンミン、そしてその役を演じたぺ・ナラさん。
彼の演技はチョン・ヘインさんなどの同僚からも素晴らしかったと言われ、話題になりました。
ドラマが終わった後も彼の歌声が耳元から離れなかった方々は沢山いたと思うので、今回は俳優ペ・ナラについて詳しく話していきたいと思います。
「ぺ・ナラ」プロフィール
「ぺ・ナラ」これまでの作品
今回がドラマ・映画を含めて始めての出演!DPがデビュー作となります。
が、実は…演技10年のベテランです。
というと?
俳優「ぺ・ナラ」活動・経歴・バックグラウンド
チャンソンミンとして素晴らしい演技を見せてくれたDP2は彼のテレビ・映画デビュー作品。
しかし、彼演技経験10年のベテランです。練習生としての生活をしていた高校時代、彼は次第に歌手として芸能界に入るよりは、より歌う事に集中したいと思うようになっていました。
またその頃、実用音楽学校のボーカル講師から「ミュージカルやってみない?」という提案を受けて、進路を変え、浪人までしながらミュージカル入試の準備し、ソウル総合芸術実用学校のミュージカル演技科に入学する事になりました。
その後も周りのアドバイスとサポートを受けながら、アンサンブルは必ず経験したり、兵役中にミュージカル「Promise」でアンサンブル役でデビューし、2023年までに10年間22作品に出演し、ミュージカルのメインキャストとして成長した、ベテランミュージカル俳優です。
「ぺ・ナラ」DPキャスティングの背景
『D.P.』シーズン1を10回くらい完走するほど何度も見直したペナラは「6つのエピソードを無我夢中で見た。俳優として学びたいという気持ちも大きく、先輩俳優たちの演技を注意深く観察した作品だ」と語りました。
DPの監督がミュージカル俳優たちの中から、チャンソンミン役を探していたため、演劇俳優たちが多くのオーディションを受けているという噂があり、彼にもオーディションの提案があった時は驚いたそうです。
実はペナラ、DP2でニーナが歌うのと同じ曲に親しみがあり、ミュージカル「キンキブーツ」ではドラッグクイーンの役を演じたこともありました。なんという偶然!
彼は外見と優れた歌唱力だけ以外でもオーディションを受けた役者の中から秀でていたようですね。
そんな彼、兵役時代にもちょっと違う経験をしていて、これまでの人生経験を深く話し合った後、彼が適任者として選ばれたんだとか。
チャン・ソンミン役「ぺ・ナラ」の入隊と兵役時代は?
DP2の9話(3)話カーテンコールは、ニーナ役(女性)のオーディションに志願したのを理由に先輩に暴力を振るわれていたチャン・ソンミンが兵役通知を受け取るシーンから始まります。
実はペナラも大学在学中ブロードウェイのロングラン・ミュージカル「グリース(Grease)」の最終オーディションまで進んていた時「兵役の通知」を受け取ったそうです。
ペナラもチャンソンミンのようにオーディションを諦めて入隊するしかありませんでした。
ただラッキーな事に入隊後、ペナラは良い上司に恵まれていたようです。
彼の才能を認めた中隊長が「あなたの才能がもったいない」と高く評価してくれ、兵役中に部隊を移してまでミュージカルのオーディションを受けられるように、手続きを踏んでくれたんだとか。素晴らしい!
結果、受けたオーディションに受かったペナラは兵役中ににミュージカル「Promise」でデビューを果たす事ができました。
ペナラが素晴らしいミュージカル俳優としての一歩を踏むチャンスを与えてくれたんですね。
彼はミュージカル俳優としての決意も強く、除隊後「30歳になる前に、歌や演技ができない状況になったら俳優をやめる」と誓ったそうです。
チャンソンミン役のオーディションの後、ミュージカル俳優になるまでの過程でどのような困難があったのか、自分がどのような気持ちや考えを持って生きてきたか深い話まで監督と共有したそうです。
入隊するまでの過程、またその後の道のりが似たような感情を経験していることが、チャン・ソンミンというキャラクターを理解するのに役立っていて、歌と演技以外でも、その部分を監督に評価されチャン・ソンミン役として選ばれたのではないかと思っているんだとか。
現在32歳のペナラ、今回DP2でのパフォーマンスでヘドウィグを制作したJohn Cameron Mitchellから直接お褒めの言葉をもらうくらいに成長し、これまでのキャリアをみる限り、これからも長年活躍していけそうです。
原作者、ジョン・キャメロン・ミッチェルまで驚かせた「ペナラ」の演技
DPシーズン2が公開されて2週間。
初めて演技の勉強をした時に見た『かもめ』という作品の中で、キャラクターの名「ニーナ」という名前で何度も歌われた歌を練習していたペナラは、様々な偶然が重なって運命のようにチャン・ソンミン役に選ばれていて何かの繋がりを感じるそうです。
またミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のWig in a boxとMidnight Radioという曲を完璧に歌った彼。
ミュージカルの原作者、ジョン・キャメロン・ミッチェルが自身のソーシャルメディアでペナラのパフォーマンスを次のように褒め叩きました。
なんて凄いパフォーマンスなんだ!韓国の友人たちが教えてくれたんだけど、俳優ペナラが、netflix のドラマ DPシーズン2エピソード3でドラッグパフォーマーを演じているんだって。
そのキャラクターは、ヘドウィグ・アンド・アングリーインチから2曲を見事に歌い上げて、また軍務中にいじめを受けたキャラクターを見事に演じている。
これは韓国において画期的なクィアなストーリーで、ファンたちは彼の信じられないほど素晴らしいパフォーマンスに驚愕している。
彼には2005年から続いている舞台であるヘドウィグの役を演じて欲しいと心から望んでいる。ナラは女神に祝福されたスターだ!彼に僕の愛を届けて。
ここまで原作者に褒めてもらえるなんて、嬉しい…
ドラマのチャン・ソンミンは実力を認めてもらってイギリスに行けるはずだったのに残念な結果となりましたが、ペナラは今後いつか世界的な舞台に立って、ソンミンが叶えられなかった夢を叶えてほしいーとまで思いました(ストーリーにのめり込み過ぎ、笑)
俳優ペナラは、ソンミンの栄養失調状態をよりリアルに表現するため、たった1話の撮影のために10kg減量し「人生への愛着と自己への情熱の表現を、自分自身から始めたかった」と語っています。
実際に免疫力が低下して全身に発疹が出るなどで苦しんで作り上げたチャン・ソンミン。様々な努力が実りキャラクターの完成度が高い訳ですね。
こんな一生懸命な俳優ペナラさんですが、プライベートの生活はいかがでしょうか。
俳優ペナラのMBIT・性格・私生活は?
末っ子らしく、いたずら好きで甘えん坊の性格で、以前演じた事がある大型犬に性格がよく似ているんだとか。
愛猫を飼っていて、名前は「구름(クルン)」- 雲、という意味
MBTIはENFJ
非喫煙者、おしゃべり、明るく元気、大食い
これからも多様なキャラクターを演じていきたいという俳優、ペナラさん。
ミュージカルで培ってきた演技力と歌唱力で、まだまだ色々魅せてくれる予感。
今回がテレビ初出演ですし、これからその活躍に注目です!