作品レビュー・感想

「DP2」1話 ~ 3話、韓国ドラマ「D.P.脱走兵追跡官」シーズン2 リアル感想と評価・あらすじ(前半)

tamanegi

アイキャッチ画像出典:Netflix公式X(@Netflixkr)

最近ネットフリックスのホーム画面に行くとチラチラとメイン画面におすすめとして現れていたDP。

アイキャッチ画像だけ見るとアクションものなのか?また(?)軍隊の話なのかと思い観たいと思えない作品でしたが。

ある日YouTubeのアルゴリズムにDPのあるクリップをクリックしてしまいました。

これは、、、軍隊の中のいじめについてのものなのか?

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」9話「笛吹き男」でメインゲスト出演者として出た俳優、ク・ギョファンさんと、どこかで見たことはあるけどまだ良く知らない俳優「チョン・ヘイン」さんがメインキャスト。

「D.P.脱走兵追跡官」って脱走した軍人を捕まえるってこと?と好奇心が湧いてきて舞台裏映像・メイキング動画をクリックしました。

実際に観てみて感じた、DPの“観やすさ”

特にシーズン2では、主人公チョン・ヘインさん以外にも「あ、この人知ってる」という俳優がとても多い作品でした。

DPがおすすめできるポイントを挙げると、

  • シーズン1が第58回百想芸術大賞 テレビ部門・ドラマ作品賞を受賞 → 完成度への安心感がある
  • 1シーズン全6話構成
  • 1話あたりのランニングタイムが短め
  • 展開が早く、テンポが良い
  • アクション・コメディ・重いテーマのバランスがちょうどいい

ということで、この作品、週末に一気に完走できた作品でした。

それでは、ここからリアル感想に入っていきます。

シーズン2から観ても大丈夫?という疑問について

DP2はシーズン2ではありますが、エピソードがDP2、1話ではなく、7話で始まるので、全く新たな内容ではありません。

なのでシーズン1がまだ方でシーズン2から観たい!という方は、二つのシーズンでも合わせて12話で普段のメロドラマより一つのエピソードのランニングタイムも短いので、シーズン1からゆっくり見るのもお勧めです。

※ここから先はシーズン1のネタバレを含みます。

シーズン1の終わりと、シーズン2の始まり

シーズン1は、

  • チョ・ソクボンが追い込まれた末に起きた悲劇
  • キム・ルリを巡る発砲事件

という、かなり重い場面で終わります。

シーズン2・第7話は、その“続き”と、それに関連する出来事から始まっていきます。

Netflixの紹介文でも、ジュノとホヨルが「変わらない現実」と「絶えずぶつかる」展開になることが示されています。

「DP脱走兵追跡官」で使われている韓国語について一言

DP脱走兵追跡官を観た友達にちょうど質問を受けたので書きます。

このドラマ、部隊で軍人の間で使われている、特に上司や先輩からの話し方はとても荒く、下品で汚い言葉が普通に使われています。

もし韓国で生活をしていてこのような言葉を聞いたら、あ、これはちょっとまずい状況だと判断してください。

合わせて読みたい
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もちろん、人それぞれ背景が違うので、悪気なくこのような言葉・言い方をする人も中にはいますが、普通はありません。

私は普通の家庭で生まれた一般の人ですが、どんな状況でもこのような言葉を口にすることはありませんし、今までなかったです。

それくらい、部隊の中で上司や先輩が後輩を見下し、暴力的な言葉遣いをいるということがわかります。

因みに韓国の軍隊ではこんな事が身につくよ!日常生活にも役立つライフハック、見てみましょう。笑

「DP脱走兵追跡官 シーズン2」 7話(1話):梅雨 感想

悲劇的な出来事を経てボイラー担当兵士として日常に適応しようとするアン・ジュノ。

画像出典:Netflix公式X(@Netflixkr)

悲劇的な出来事を経て、ボイラー担当兵士として日常に戻ろうとするアン・ジュノ。

ご存知の方もいるかもしれませんが、DPに登場する脱走兵のエピソードの一部は、実際の事件をベースにしています。

特に、

  • チョ・ソクボン
  • キム・ルリ

この2人の話は、

  • 漣川 後任兵暴行致死事件
  • 江原道高城郡 兵長銃乱射事件

から着想を得ている可能性が高いと言われています。

物語の背景は2014年。
当時は「耐えればユン一等兵、無理ならイン兵士」という言葉があったほど、暴力やパワハラが日常だった時代です。

だからこそ、このドラマを“とても身近なもの”として感じる人、特に男性視聴者は多いと思います。

2023年の今と、当時の違い

このブログを書いている2023年現在、状況はかなり改善されています。

  • スマホの使用が許可
  • いじめ・パワハラを報告できるチャンネルの存在

むしろ、上層部の方が神経を使う場面も多いそうです。

私自身、2014年当時、従兄弟2人が北朝鮮国境付近の部隊に所属していたため、『D.P.』の物語に強く没入してしまいました。

現実では変えられなかった結末を、ドラマの中では「こうすれば結果は変えられたかもしれない」という形で描けるのか。

ジュノとホヨルが、どうやってキム・ルリを安全に連れ戻すのか。
上層部はどう動くのか。

8話が気になって仕方ありませんでした。

「DP脱走兵追跡官 シーズン2」 8話(2話):ダーティプレイ 感想

軍の上層部は、キム・ルリが主張しているように、軍隊の中で行われていたいじめや暴力を
見て見ぬふりしてきた事実を隠すため、本当はキム・ルリを射殺して事件を終わらせようとしていた ー そんな疑いが強まっていきます。

徹底的な階級社会である軍隊の中で、現実で「DP」という部門が上層部の命令に逆らい、兵士の命を救うために動くこと。

さらに、その様子が生放送で世間に流れるなんて、正直、現実ではあり得ないと思います。

だからこそ、このエピソードは「現実」ではなく「ドラマだからこそ描ける希望」として観る側に強い印象を残します。

チョン・ヘインの言葉が重なる理由

実際に2010年に除隊したチョン・ヘインさんの最近のインタビューを読むと、このドラマのリアリティがより深く感じられます。

チョンヘイン
チョンヘイン

二等兵の時は、かなり緊張して怒られることもあったし、一等兵の時は仕事で忙しく…軍隊が徹底的に階級社会であることを感じました。

俳優になる前に、一般人として兵役に行ってきたチョン・ヘインさんだからこそ、DPの自分つをさらに現実感のあるものにできているのかもしれないですね。

そして、実際ならあり得なかったかもしれない、ホヨルの行動をドラマで見てカタルシスを感じスッキリする人はたくさんいたのではないでしょうか。

上層部で隠蔽しようとしていることをなんとか明らかにし、「変わらない現実」を変えてほしいという切実な気持ちで今回のエピソードを観ました。

「DP脱走兵追跡官 シーズン2」 9話(3話):カーテンコール 感想

まず今回のエピソードでソンミン・ニナー役を演じた俳優のベナラの演技には圧倒されました。特に歌声。

思わず鳥肌が立ってしまうほどで「これから注目したい俳優」と強く印象に残りました。

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性的マイノリティと軍隊という場所

画像出典:Netflix公式X(@Netflixkr)

世界のどこでも軍の生活で性的マイノリティが経験する差別や虐めは酷いものですし、なくならない問題でもあります。

特に日本に比べとさらに性的マイノリティであることが普通の生活をする上に大きい障害となってしまう韓国なので、ほぼ100%が男性という韓国の軍隊で性的マイノリティとして2年も生活しないといけないのは信じられないほどの苦痛だと思います。

ユーモアと、耐えられないほどの重さ

途中の追撃シーンなどでは、重くなりすぎないようユーモアが挟まれる場面もありました。

けれど、最後に近づくにつれ、あまりにも悲しくなってしまい、正直、直視するのがつらかったです。

このエピソードを観て改めて感じたのは、他人の痛みを、分かったふりはできない。
だからこそ、まず立場を入れ替えて考えることが必要だ
ということでした。

ここから後半の「DP2」4話 ~ 6話

『D.P. 脱走兵追跡官』シーズン2後半では、軍の機密情報が入ったUSBを巡って、さらにスピード感のある展開が続いていきます。

後半のあらすじも、ぜひチェックしてみてください。

DP2 10話(4話) ~ 12話(6話)あらすじ・リアル感想
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※本記事内の画像は作品理解を目的とした引用です
© Netflixkr

プロフィール
たまねぎ
たまねぎ
長年韓国を離れて暮らしているため、韓国エンタメには興味ゼロだった韓国人。日本人の友達に勧められみた「愛の不時着」からその魅力に気付き、偶然見つけた「ウ・ヨンウ」と「Run On」で本格的に韓ドラにハマってしまった韓ドラひよこ組。

情報源は韓国メディアと芸能界に詳しい従姉妹。気になる俳優がいるとその人の作品をマラソンするのが得意。素敵な俳優も作品も多過ぎて誰かに紹介したくなってきたので、ブログを始める。

好きな人、作品、音楽を、形に捉われず、韓国で生まれ育ったからこそ読み取れるセリフや文化の裏側を伝え、リアルな感想を紹介して行きたい。

Most blog articles will be in Japanese, but there will be English articles if the post is popular + original + rare, for global audiences. Feel free to contact me in English, Japanese and Korean.
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