作品レビュー・感想

「親愛なるX」9・10話レビュー & 11・12話予告分析

アジンとヨンデイラスト
tamanegi

「親愛なるX」9・10話レビュー : 最終回へ向けた嵐の前の静けさ

「親愛なるX」、楽しんでいますか?
私は先週の9話と10話をずっと心待ちにしていました。
「今週はどんな展開になるんだろう」とワクワクしていたのですが、予想を大きく裏切るような衝撃はなく、むしろ11・12話を盛り上げるための伏線が丁寧に敷かれた回という印象でした。

もちろん、静かだっただけではありません。

  • ソ・ミリ代表の痛いところを突くシーン
  • 不気味さを漂わせながら登場したムン・ドヒョク
  • アジンとジュンソの緊張感に満ちた距離感
  • そして10話ラスト、アジンの顔を傷つけようとしたソンヒが、逆に自分の顔を傷つけてしまう衝撃シーン、そして何もなかったようにそれを見るドヒョク

こういう瞬間があったからこそ、緊張感は途切れませんでした。

ジュンソの“犠牲”と、3人の関係性

ジュンソが、避けてばかりで会いたくなかった母にアジンと祖父に近づかないというのを条件に腎臓移植を決心するシーンは本当に胸が痛かったです。

彼はいつも、誰よりも深く責任を抱え込む人です。

アジンには「まともな親」がいませんでしたが、3人の関係を見ると…

  • ジェオ:黙って支える母親的ポジション
  • ジュンソ:厳しいけれど陰で支える父親的存在
  • アジン:その愛情にまだ気づいていない思春期の娘

そんな構図がどうしても見えてきます。
アジン、どうか気づいて。

ジュンソが大切にしていた祖父が亡くなった時、アジンがそばにいなかったことも印象的でした。

「まあ、あの子らしい」と思いながらも、やはり切なかったです。

ジュンソとアジンが、ジュンソの実父について話すシーンは特に印象的で、

  • アジンの鋭い言葉
  • 平静を保とうとするジュンソの声と表情
  • そしてその後のジュンソの号泣シーン

キム・ヨンデ俳優の演技が光りました。

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アジンの結婚

ムン・ドヒョクとあまりにもあっさり結婚してしまったアジンには驚きましたが、性格を考えると納得してしまう部分も…。
そして、結婚の報せを受けたジェオが遠くを眺めている時の表情は忘れられません。

一方でジュンソは、どこか遠くに旅立つレナから「自分の人生を生きて」と言われてました。

その言葉だけではないと思いますが、ジュンソはようやくアジンから距離を置こうとしています。
母親とも少し和解したのでしょうか?

一方、アジンは徐々にドヒョクの不気味な本性に気づき始め、悪夢まで見るようになります。
表では微笑み合っていても、その裏では恐ろしいことを積み重なってきた2人。
これからの対立が楽しみでもあり、怖くもあります。

11話・12話の予想 – 原作とドラマの結論の行方は?

原作通りなら、アジンの没落は避けられません。
でもドラマでは結婚の経緯が大きく変わったので、終わりまでの道が全く違う可能性が出てきました。

予告を見ると…

  • アジンはドヒョクがサイコパスだと気づき、彼に何かをしようと計画
  • ジュンソはアジンが危険に晒されることを防ぐため彼女を止めようと必死
  • ジェオは「俺を利用しろ」と全面的にアジンを支える

第一話を思い出すとアジンを暴露する映像が放送されるようにも見えますが、
アジンに対して、罪悪感を重ねてきたジュンソが原作と同じようにそれをやるのかどうかは微妙です。

またジュンソが「愛してる」と言うシーン。

その後すぐ、アジンが「あなただったのね…私の最後の足枷」と言うシーン。

1話冒頭の「まだ殺してはいないけれど、誰かを殺す計画」を立てていると書いてありました。

アジンの“最後のX”は誰なのか。

まさかジュンソ?ドヒョク?
それとも別の誰か?(ジュンソの母かもしれないという考えが頭を過りました)。

11・12話の没入感は間違いなくすごいものになりそうで、今から楽しみです。

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プロフィール
たまねぎ
たまねぎ
長年韓国を離れて暮らしているため、韓国エンタメには興味ゼロだった日本在住韓国人。数年前、日本の友人に勧められて観たドラマをきっかけに、韓国ドラマの魅力に改めて興味を持つようになりました。

韓国で生まれ育った背景をもとに、セリフのニュアンスや文化的な文脈など、日本語のレビューでは見えにくい部分にも目を向けながら、作品を読み解くことを大切にしています。気になる俳優を見つけると出演作を続けて観ることが多く、俳優の演技の変化やキャリアの流れを追うことも、このブログの一つのテーマです。

ご連絡は、お問い合わせページまたはSNSのDMより受け付けています。
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