『ゴールドランド』あらすじ・ネタバレ | パク・ボヨン×キム・ソンチョル、1500億の金塊スリラー
* 本記事は5月15日に更新・追記されました。
1500億ウォン規模の金塊をめぐって、人間の欲望と選択がむき出しになっていく『ゴールドランド』。
『オールド・ボーイ』を手掛けた脚本家ファン・ジョユンによるダークスリラーで、これまで可愛らしい印象の強かったパク・ボヨンが、追い詰められた女性の危うさに挑戦しています。
偶然手にしてしまった莫大な金塊。
それは人生を変えるチャンスなのか、それとも戻れない場所へ踏み込む罠なのか。
この記事では、『ゴールドランド』の基本情報、キャスト、あらすじ・ネタバレ、そして実際に見て感じた感想をまとめていきます。
- 『ゴールドランド』3話 〜 6話 感想・レビュー
- 『ゴールドランド』7話 〜 8話までの展開・あらすじまとめ(⭐️5月29日に更新)
- 『ゴールドランド』最終回 結末 ネタバレ感想とシーズン2への期待(⭐️5月29日に更新)
『ゴールドランド』ドラマ 配信 基本情報
* キャスト・配信情報は公開されている情報をもとに整理しています。感想や解釈部分は、作品を視聴したうえで個人的にまとめたものです。
『ゴールドランド』1話・2話 感想・レビュー
この前知人と話をしていて、ある日本のYouTube番組で「なぜ人はギャンブルをするのか」という原因分析をしていた、という話を聞きました。
そして、大人になってギャンブル依存になった人たちの多くは、実は子どもの頃からずっと、ギャンブルに近い環境の中で育ってきたことが分かっているのだそうです。
その大人たちにとって、ギャンブルをすることは日常の中であまりにも当たり前のことでした。そして子どもたちは、その習慣をそのまま受け継いでしまっていたようです。
また、それだけでなく、お金に対する感覚も違っていたそうです。
彼れにとって一攫千金を望むことは、もしかすると当然望んでもいいことのようになっていて、そのためなら普通の生活さえ犠牲にしてしまう。
ギャンブルや賭け事が、生活の中心になってしまっていたのだと思います。
『ゴールドランド』の主人公ヒジュも、まさにそういう人物です。
(偶然にも『21世紀の大君夫人』のヒジュと名前が同じですね。笑)
地方の小さな空港で保安検査員として働いていたヒジュと、飛行機の機長である恋人。
韓国語で「オッパ」と呼んでいたので、最初は本当の兄妹なのかと思ったのですが、「愛してる」と言っていたので、あ、恋人なんだなと分かりました。笑
その恋人もまた、ギャンブルをする人でした。
そしてヒジュは、彼女自身はギャンブルをしてなさそうですが、そのことを特におかしいとは思っていないように見えました。
ある日突然連絡が取れなくなり、支払わなければならないお金が滞り、逃げなければならない状況になっているのに、ヒジュはそれをどこか当たり前のように受け止め、恋人に言われるままに行動していきます。
その姿が、私はとても不思議に見えました。
それだけではありません。
彼に対して「一体いくら借金があるの?私がなんとかするから」と言うヒジュの行動にも、どこか強い違和感がありました。
けれど2話で彼女の家庭環境が見えてくると、少し納得できる部分もありました。
ヒジュを育てたのは叔母で、その叔母自身にもギャンブルの習慣がありました。ヒジュは、そういう大人の姿をそばで見ながら育ってきたんですよね。
その叔母は、借金を返してもらうことを条件に質屋の男と結婚していました。
しかもその男は、叔母に暴力を振るい、姪であるヒジュにまで性的な目を向けるような人間でした。
ヒジュの行動は、彼女がどんなふうに世界を見てきたのかを想像しないと、理解しにくい部分も多いですがそうした背景が少しずつ見えてきたことで、私は彼女の選択や反応にも納得できるようになりました。
彼女は今、完全に追われる身です。大けがをし病院に入院している恋人の代わりに、やらなければならないこともたくさんあります。
パク・ボヨンさんのどこか憂鬱で、諦めているような雰囲気は、とても重かった。
これからヒジュがどうやってすべてを解決していくのか。そして、彼女は本当に金塊を守り抜くことができるのか。これからの展開がとても気になるところ。
このドラマは、じっくり没入して見たい方なら、少し待ってから一気に見るのもありかもしれません。
『ゴールドランド』3話 〜 6話 感想・レビュー
3話から6話までは、彼氏ドギョンの計画に巻き込まれながら、金塊を守るために必死に戦うヒジュの姿と、その過程で彼女の周囲の人々、そして金塊を追う人々との展開を見ることができます。
特に、ヒジュが金塊を守るために、あれほど離れたいと思っていた自分の故郷へ戻ることになり、自分でも「遠くまで来すぎた気がする」と感じるほど、想像もしていなかったことを次々としなければならなくなっていきます。
金塊を守り、さらにそれを現金化するために奮闘するヒジュの姿を見ていると、彼女の周りにどれほど信頼できる大人がいなかったのかが見えてきます。彼女は本当に「ひとり」だったんですよね。
だからこそ、大人になってからも、相手がいい人ではないと感じていても、それをどうしようもなく見ないふりをして、少しでも自分を助けてくれそうな言葉をかけてくれる人がいれば、その人を信じて、もしかしたら見てみぬ振りをしながら生きてきたかもしれません。
ヒジュは故郷を去ったあと、カジノで働くようになってどのようにドギョンに出会ったのかも描かれます。
彼はヒジュにギャンブルをするよう誘導し、初めて彼女に大金を手にさせ、心配のない日常というものを少しだけ味わわせた人物でした。そして彼女は、そんなドギョンと一緒に生きるようになっていたんですよね。
けれど、そんな普通の日常を送るだけで十分だったヒジュは、ドギョンという人物によって、とんでもない事件に巻き込まれることになっています。
自分が知っている唯一の平凡な日常を一緒に過ごした男の頼みを聞くために始めたことが、いつの間にか、彼女を逃げ出したはずの故郷へと引き戻し、危険すぎる人物であるウギと手を組むところまで進んでしまった。
ウギは、ある意味でヒジュがやりたくてもできない行動や、心の奥に押し込めていた声を代弁する人物でもあるように見えました。そして、理由はまだはっきりしないし、お金のためでもあるけど、彼女を助けるためになんでもやってくれる唯一の存在です。
金塊の存在を知り、それを追っているのは、アン会長の組織、パク理事、キム・ジンマン刑事、そして病院から逃走したドギョン。ヒジュの周りでは死んでいく人たちも出てきて、これから後半に向かうにつれて、ヒジュはますます追い詰められていくことになりそうです。
そして今のところはヒジュの味方に見えるウギが、これからこの危機をどう切り抜けていくのか、ふたりの関係がどうなっていくのかも気になります。
ネタバレあらすじはスクロールしてください!
『ゴールドランド』3話 〜 6話までの展開・あらすじまとめ(ネタバレあり)(⭐️5月15日に更新)
『ゴールドランド』キャスト情報
パク・ボヨン|キム・ヒジュ役
これまで明るく可愛らしい印象の強い役柄でも愛されてきた女優ですが、『ゴールドランド』ではそのイメージとはかなり違う、乾いた表情と追い詰められた雰囲気を見せてくれそう。本人も、金塊を手にした時に「返しそうなイメージ」の人物がそうしない選択をしたらどう見えるのか、という点に惹かれてこの役に挑戦したそうです。
キム・ヒジュは、空港で働く保安検査員。恋人ドギョンの頼みによって金塊密輸に関わることになり、1500億ウォン規模の金塊を手にしてしまう人物。莫大な金を前にしたことで、彼女の中にある欲望や生存本能が少しずつ表に出ていきます。
| 年 | タイトル | ジャンル | 配信 | 状態 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|
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キム・ソンチョル|ウギ役
ミュージカル、ドラマ、映画を行き来しながら存在感を見せてきた俳優。韓国芸術総合大学10期の一人として有名。直近では「マンスリー彼氏」でジスの元彼の役を務めてくれました。繊細な感情表現も、どこか危うさのある人物も演じられるタイプです。
ウギは、貸金業者側の人物で、ヒジュと関わりながら金塊をめぐる争いに深く入り込んでいきます。ヒジュと一時的に手を組むような関係になりながらも、次第に自分自身も金塊を狙うようになる人物。「協力者なのか、裏切り者なのか分からない」不安定な魅力を見せてくれそう。
| 年 | タイトル | ジャンル | 配信 | 状態 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 読み込み中… | |||||
イ・ヒョンウク|イ・ドギョン役
冷たさや二面性のある役柄がよく似合う俳優。『ゴールドランド』でも、単なる恋人役ではなく、ヒジュを危険な世界へ引き込む存在として、物語の不穏さを強める役割を担っています。
イ・ドギョンは、航空会社の副操縦士。ヒジュが金塊密輸に巻き込まれるきっかけを作る重要人物。彼の頼みを受けたことから、ヒジュの人生は大きく狂い始めます。恋人でありながら、物語の中では最初からどこか信用しきれない空気を持つ人物です。
イ・グァンス|パク理事役
バラエティでの親しみやすいイメージも強い俳優ですが、最近は悪役としても頻繁に顔を出すようになりました。金歯をつけたビジュアルや、執拗に金塊を追う姿が話題になっており、これまでのコミカルなイメージとはかなり違う顔を見せています。
パク理事は、ホテルカジノ「ゴールドランド」と関わる組織側の人物。消えた金塊を追う側として登場し、ヒジュたちを追い詰める危険な存在。作品の中では、金塊をめぐる暴力性や裏社会の空気を象徴する人物のひとりといえます。
『ゴールドランド』1話・2話までの展開・あらすじまとめ(ネタバレあり)
*ここからはしっかりネタバりありのあらすじです。
一通の電話から始まる密輸事件
『ゴールドランド』の序盤は、ヒジュの日常が一通の電話によって壊れていくところから始まります。
ヒジュは国際空港で保安検査員として働く、ごく普通の女性。目の前の仕事をこなしながら、恋人ドギョンとの関係の中で、なんとか自分の人生を保っているような人物です。
ある日ヒジュは、航空会社の副操縦士である恋人ドギョンに頼まれ、保安検査台で棺を通過させます。ドギョンはその中にクスリが入っていると思っていて、それを通過させれば2000万の借金を帳消しにしてもらえるという約束をしてもらってました。
しかし彼は、こんなに危ないことをして、それだけで済ませることに納得がいかなかった様子。
ウギの車に棺を乗せた彼は、モノを運搬している途中で車を奪い、パク理事に「海外に逃亡する必要がある」と言って、1億を要求します。
もちろん、そんな要求に応じるつもりなどなかったパク理事。
この後、何も分からないまま、ドギョンからの電話で彼のいる場所へ向かったヒジュは、「僕が頼む通りにしてほしい」と言われ、行動を共にします。しかし、パク理事と約束した場所へ向かったドギョンは、パク理事によって車ではねられてしまいます。
パニックになったヒジュは、前もってドギョンに言われていた通り、車に乗り込んで逃げようとします。
ウギに一度は捕まりそうになりながらも、なんとか逃走したヒジュは、今は誰も来ない古い炭鉱までたどり着き、車を隠します。
棺の中に隠されていた1500億ウォンの金塊
そしてヒジュが目にしたのは、とんでもない量の金塊でした。
次の日、何事もなかったように出勤したヒジュは、事故に遭ったドギョンを探すため、あちこちの病院に電話をかけていました。
そしてその時、職場に押し寄せてきた警察。パク理事側は警察にもつながりがありそうで、彼らは空港へ取り調べに来たのでした。
「一体何が入っていたんだ」と聞く警察。
ヒジュの上司は、「私たちは知りません。棺なのだから向こうの空港で調べているはずですし、こちらで追加で中を調べることはありません」と言って、棺を通過させたヒジュを助けます。
でもその後、ヒジュは機長とはどんな関係だったのかと上司に聞かれ、誰かは責任を取ることになる、と仕事を辞めるように言われます。
その場で電話を受けていた警察の会話から、ドギョンがいる病院がどこなのかを知ったヒジュは、ドギョンに会いに行きます。そこでドギョンに、棺に入っていたのが金塊だったというヒジュ。ドギョンは驚いた様子を見せます(彼は本当に知らなかったのでしょうか)。
とりあえず彼はヒジュに、金塊をさらに安全な場所に隠し、棺と車を処理するように話します。
彼は、自分は自首して、1年ほど刑務所に行くかもしれない。でも出所したら金塊をお金に変えて、韓国を離れよう。そうヒジュに言います。
その後、パク理事は金塊を見つけるために病院を訪れドギョンを脅しますが、彼はもちろん、自分は何も知らないと嘘をつきます。パク理事はウギに怒りをぶつけ、彼を散々責めたうえで、早く棺を探せと脅します。
故郷に戻ったヒジュと迫ってくるウギ
仕事を辞めて故郷に戻ってきたヒジュ。
そして彼女は過去のことを思い出しながら、自分を育ててくれた叔母のもとへ向かいます。
そこでヒジュは、叔母が癌を患っていることを知ります。
叔母はお金がないからと、検査もろくに受けず、治療を受けようともしません。そして彼女は、自分を殴るあの男と今も一緒に暮らしています。
とりあえずドギョンに必要な弁護士を雇うお金などが必要だったヒジュは、なんとか金塊一個をお金に変えようとしますが、もちろん簡単にはいきません。
そして彼女は、自分を追ってきたウギにばったり会ってしまいます。
一度は彼から逃げられたと思ったヒジュでしたが、ウギはヒジュがいる質屋までやって来て、彼女ともみ合いに。
そして彼は、彼女がカバンの中に隠していた金塊を見つけてしまいます。
『ゴールドランド』3話 〜 6話までの展開・あらすじまとめ(ネタバレあり)
金を前にしたとき、敵だった人物が一時的な協力者になり、信じていた人物が裏切り者になる。そうした関係の反転が3話から6話まで繰り広げられます。
金塊を現金化するため、ウギと手を組むヒジュ
正直、10キロの金塊を現金化するのは簡単なことではありません。
まず、それだけの金額を急に現金で用意できる質屋や金取引の店自体がそう多くないというのはヒジュも経験でわかっています。それに、そんな金塊を売り歩いていたら、すぐに誰かに目をつけられてしまうはずです。
ウギは、ヒジュの故郷、チョンサン一帯の質屋や金銀店はすべて組織とつながっているため、安全に現金化したいなら自分と組むしかないとヒジュを説得します。
ヒジュは普通の人なので、ウギにそんな話をされると、やはり現実的に考えざるを得ません。
金塊がどうであれ、彼女には叔母ががんにかかっていることもあり、お金が必要なのも事実でした。
ヒジュは金塊の数を100個ではなく10個だとウギに嘘をつき、ふたりは一緒に仕事をすることになります。
それは、ヒジュにとって今どれほど信じられる人がいないのかを見せるような同盟でもありました。
まずウギは、金を溶かして売りやすい重さにしようと提案します。
そこに若い金細工師フンソクも加わり、お互いがお互いを信じきれない、危うい状況が続いていきます。
そしてこのとき、ヒジュの幼い頃、炭鉱町でウギとヒジュが知り合いだったことが明らかになります。
彼らは金塊を少しずつ換金し、現金を作っていました。
しかし、加工の途中で金細工店の社長に現場を見られてしまい、緊迫した状況に。ウギはすぐにその人物を始末しようとしますが、ヒジュは彼を止めます。
叔母を守るため、ヒジュが越えてしまった一線
けれど、彼女にはもうひとつ大きな問題がありました。
それが、叔母の夫。
実は叔母は、叔父が営んでいた質屋に品物が入ってくると、それを売ってヒジュに渡すお金を貯めていました(叔母と呼んでいますが、実は未婚の状態で自分を産んでくれた実母。ただ彼女が結婚するにあたってそう呼ばざるを得なくなったんでしょうね)。
それを知った叔父は、叔母に暴力を振るい、ナイフまで突きつけます。そこへヒジュが現れ、彼の頭を殴ってしまいます。
叔母はヒジュを守るため自分がやったと嘘の自首をし、警察に通報しますが、叔父は死んではいませんでした。だから彼女の嘘もバレそうな状況。
叔母は警察で事情を話すことになり、そこで昔恋人同士だったように見えるキム・ジンマン刑事と再会します。
ただ警察にいた叔母は病状が悪化して倒れ、病院に入院することに。
その間、ヒジュは叔母を警察に訴えた換金したお金を持って叔父と取引をしようとします。
質屋を自分に譲り、叔母への告訴を取り下げ、二度と現れないと約束するなら10億ウォンを渡す、と。
驚いた叔父は、その条件を飲むように見えました。
しかし、ウギはヒジュの計画を聞いて、叔父がそれだけで離れていくと思うのかと言います。
ああいう人間はまた戻ってきて、もっと要求してくる。自分がヒジュのために彼を消してやることもできる、とまで言うのです。
一旦ヒジュは当初の計画どおり、自分が辞めた空港を訪れ、退職金まで合わせて叔父にお金を渡そうとします。
そこでかつての上司だったチャ・ユジンと再会するヒジュ。
ユジンは彼女に、今どこにいるのかと尋ねます。そして、何か助けが必要なら自分が助けることもできると言います。
一方、こうしたことが起きている間、パク理事はキム刑事を通じて、誰がドギョンと棺を運搬したのか追っていました。
キム刑事はセキュリティーカメラを確認し、その車に乗っている人物が女性だということに気づきます。
そしてチャ・ユジンが実はドギョンと会っていたことを知り、彼女のもとを訪ねます。
さらに、彼女と一緒に働いていたヒジュにも電話をかけます。
しかしヒジュのそばにはウギがいて、彼はキム刑事が自分の会社とつながっている人物だとヒジュに教えます。
また明かされるのは実はドギョンとユジンは恋人同士だったということ。
ドギョンは、いろいろな国に恋人を作り、必要なときに会いに行くような人間だったように見えます。そして、棺を運搬するとき、実はユジンにも助けを求めていました(ユジンが断りましたが)。
一方、お金の用意ができたヒジュは叔父に契約書とお金を差し出しますが、彼は突然気を変えます。
そして、再び彼女に危害を加えようとする叔父。
ちょうどその時ウギが現れると、ヒジュは「処理して」と言います。
こうしてヒジュは、初めて誰かを殺すことに加担してしまいます。
ウギはいつものように、遺体を処理する人物に頼み、叔父の遺体を処理して戻ってきます。
ヒジュは自分がしたことに、ひどい恐怖を感じているようでした。
しかしウギは、叔父は死んでもいい人間だったという言葉でヒジュを慰めます。
ヒジュは、死んでもいい人間なんて本当はいないと思いながらも、「自分が死ぬわけにはいかなかったから」仕方なかったというふうに考えてしまいます。
金塊を追う人々 | パク理事、キム刑事、そしてドギョン
同僚刑事とキム刑事、カジノでお金を失っても、借りた金を見逃してもらう代わりに、ゴールドランドのパク理事の仕事を手伝っていたようです。
そうしてパク理事とつながっている同僚から、キム・ジンマン刑事は、あの棺に入っていたものが実は金塊だったことを聞かされます。
そして彼は、その事実をパク理事に伝えます。
パク理事は驚きを隠せませんでした。
一方、アン会長は金塊の取引のため、その棺を早く見つけろとパク理事に圧力をかけます。
アン会長が来る前に棺を見つけなければならないパク理事は、キム・ジンマン刑事に再び助けを求めます。しかし、情報を渡しても感謝する態度すら見せないパク理事に、キム・ジンマン刑事は不快感を覚えます。
渡された情報を持って、ドギョンのもとへ行くパク理事。
棺がどこにあるのか言わなければ、恋人のユジン(彼はユジンだと思っています)を殺し、知り合いをひとりずつ殺していくと再びドギョンを脅します。
この後ドギョンはユジンに電話し、海外へ逃げろと伝えますが。
ユジンは、棺のX線写真を見た、中にあるのは金塊なのかとドギョンに尋ねます。
そしてユジンは、それをヒジュが持っているのだと気づき、ヒジュに会いに行きます。
しかしユジンはキム・ジンマン刑事が車に位置追跡装置を取りつけているのは知りませんでした。キム刑事は彼女がチョンサンに向かっていることが分かると、その事実をパク理事に伝えます。
パク理事は組織の人間たちに連絡し、ユジンを捕まえるため彼女とヒジュが待ち合わせいるナイトクラブへ来るよう指示します。
金塊で交差する欲望
ナイトクラブでユジンはヒジュに金塊のことを知っている、自分が助けると言います。
またドギョンがどんな人間か知っているのか、彼を信じてはいけない、彼はただあなたを利用しているだけだ、と告げるユジン。
一方、組織からの連絡を受けたウギはヒジュに電話しますが、彼女は出ません。ようやく電話がつながると、ウギは早く逃げろと言います。
ひとりで逃げてもよかったはずなのに、ヒジュはユジンを連れてクラブから抜け出し、逃げることはできますが、キム刑事に捕まりそうになります。
しかしユジンは酔っていて、お金に目がくらんでいました。
泊まる場所を提供するというヒジュと一緒に質屋に着いたユジンは、ヒジュをスタンガンで攻撃し、動けなくしてしまいます。
ちょうどヒジュに電話をかけていたウギは、ヒジュが体で電話を押したことで、ヒジュとユジンの声を聞き、彼女を助けに向かいます。
その間にユジンは、質屋にあった金塊を盗み、ドライブレコーダーに残っていた情報をもとに、炭鉱に金塊があることを知ります。
そうして炭鉱に向かおうと自分の車がある場所へ戻ったユジンでしたが。
そこにはパク理事が待っていました。パク理事はユジンを通じて、金塊の場所を知ります。
そしてヒジュもまた、ユジンが炭鉱へ向かっていると考え、ウギと一緒に炭鉱へ向かいます。
しかし炭鉱に到着したウギは、金塊が自分の想像よりはるかに多いことを知り、驚きます。
ヒジュに銃を向けられ、金塊をすべて車に積んだウギ。
ウギを信じられなくなったヒジュは、彼に銃を向け、もともと決めていた分だけ持って去れと言います。
しかしそのとき、パク理事が炭鉱へ入ってきます。
その音を聞いて、急いで車に乗り込んだウギとヒジュは、彼をそのまま車ではねて逃げ、外へ出ます。そして、パク理事が乗ってきたユジンの車にぶつかってしまう二人。車を確認した二人は奪われた金塊とユジンの遺体を発見。
パク理事を始末しなければならないと考えたウギは、ヒジュから銃を奪って再び炭鉱へ戻って彼を打とうとしますが、銃が上手く打てず、逆に殴られ、倒されてしまいます。
しかし、ウギは顔を隠していたのもあり、狙っていた人物がウギだとは気づかないまま、パク理事はひとまず逃げます。
外に出てきたパク理事は、先自分を引いた車を発見。そして、自分の車から金塊が消えていることに気づきます。そのときヒジュは車の下に隠れていました。
ヒジュは頭を働かせ、ユジンに電話をかけます。パク理事がそれを確認しに行った隙に、自分の車へ走り、逃げることに成功。パク理事は彼女の顔も見れないまま逃してしまいます。
誰も信じきれないまま、ヒジュはドギョンと向き合う
そのころ、ギブスを外したドギョンは医師を脅し、病院から逃走。
パク理事は逃げた車を探すためにキム刑事に助けを求めますが、キム刑事はすでにその車を知っていたのにも関わらず、教えません。またパク理事がユジンを殺したことを知っており、助ける気はなさそうでした。
そしてドギョンが逃げたことを告げるキム刑事、頭に来て仕方がない様子。
実際、パク理事には敵が多いようです。
一方、逸れたヒジュに電話をかけて自分を置いて行ったことを起こるウギ。すでに彼の取り分を渡したと思い、もう会わないというヒジュですが、ウギのカバンが今自分の車の中にあることに気付きます。
ドギョンが病院から逃げたことを伝え、彼を信じるな、と何度も言うウギです。
その時、キム刑事はひとりでヒジュが中古車を買った店へ行き、ヒジュが車の持ち主であることを確認していました。
病院から逃走したドギョンはヒジュに連絡し、自分に会いに来るよう言います。
しかし、ユジンの死について「大丈夫、別の人間が金塊を運んでくれる」と答えるドギョンの返事を聞き、「以前恋人だった人が死んだのにそんな反応をするのが信じられない」と彼に今日は会いに行かないヒジュ。
ドギョンは一人ホテルの部屋で怒りを隠せません。
金細工屋で再び顔を合わせるヒジュとウギ。彼女に銃を向けて「他の金塊はどこだ」と彼女を試しますが、彼女が何も言わないと彼はよくやった!と褒めます。
一方、パク理事は棺を見つけられなかった罰として、アン会場からひどい屈辱を受けることに。ただでさえアン会長に怒りを募らせているパク理事にとって、それはさらに大きな火種になっていきます。
ヒジュとウギは、今金塊を追っている人物が誰なのかを考えながら作戦を練っている様子。
そしてキム刑事は、パク理事を助けないふりをしながら、金塊の行方を探っています。
ヒジュの叔母が偶然警察に捕まったときに出会ったキム・ジンマン刑事は、彼女を訪ねて病院へ行き、特別室へ移されたことを知ります。
ヒジュを姪だというヒジュの叔母に、いろいろと探りを入れるキム刑事。
その夜、ドギョンに電話をかけるヒジュ。
もう自分を探さないでほしい、船で密航できるようにはしてあげるけれど、金塊は半分に分け合おうと彼に言います。ヒジュは彼と別れることを決心したようですね。彼のために始めたのに、こんなことになるとは。。。ウギはその会話を聞いていました。
金細工屋を出るウギとヒジュ。金を加工してくれたフンソクは、彼女に気をつけてと言いながら、四つ葉のクローバーのネックレスをプレゼントします。
金塊の半分を渡すという話を聞いたウギは、そんなにたくさん渡して、それでもまだ彼を愛しているのかとヒジュを挑発。自分は?という感じのウギです。
ウギにも10キロにつき1キロ分の報酬をさらに渡すと言うと、ウギはそれで満足。そしてヒジュは、なぜもっと欲しがらないのかと不思議に思います。
その夜、質屋へ行き、店の中に侵入し、金属探知機で金塊を探すドギョン。
そこへ現れたヒジュは、彼に銃を向けます。
『ゴールドランド』7話 〜 8話までの展開・あらすじまとめ(ネタバレあり)
キム・ジンマン刑事とアン会長、長すぎた因縁
ドギョンにとっては、ヒジュと少し離れていただけの時間だったかもしれません。
でもヒジュは、その間に金塊を守るための死闘をくぐり抜け、まるで別人のように変わっていました。
銃を向けながら、「もう一緒にいても幸せにはなれないから別れる選ぶ」と話すヒジュ。
その言葉を聞いたドギョンは、結局その場を去ってしまいます。
一方、キム刑事は古びた家を訪れ、過去を思い出していました。
かつて炭鉱の町で警察官として働いていたジンマン。
ある日、その町にゴールドランドホテルとカジノができたことで、彼は大きな借金を背負うことになります。
そして結局、その借金を帳消しにするために妻のもとを離れ、アン会長と協力する人生を選んだようでした。
この二人の関係、思っていた以上に長かったんですね。
リゾート建設計画を進めているアン会長のもとを訪ねるキム・ジンマン刑事。
長いあいだ会長の後ろ盾として動いてきたからなのか、ジンマンはかなり信頼されているように見えます。
彼は、金塊が入った棺を見つけてくれば、金の延べ棒を一本くれと言い、アン会長の代わりに探し出すと申し出ます。
金塊の存在を知っていながら、それを追っていることを正直にアン会長へ報告した点は評価されます。
けれどアン会長は、ジンマンの痛いところを突くように笑いながら、彼のことを「使える」と言うんですよね。なんとも苦い場面でした。
ジンマンは、自分と一緒に働いている後輩刑事が、パク理事から頼まれて金塊を追っていることを知り、彼を引き離そうとします。
そこで出てくるのが、チャンガク貿易という中古車会社の話。
ここは以前、アン会長の組織にいた人物が、組織を抜けたあとに立ち上げた会社でした。
ヒジュは以前この場所で中古車と銃を手に入れてましたが、今からドギョンを海外へ逃すための船を探そうとしています。
後輩刑事はこの話をパク理事に伝え、ジンマンはアン会長に、10年前に会長が追い出したホ氏が金塊を横流しした件の裏に、チャンガク貿易が関わっているようだと、それとなく話します。
一方、ウギは自分が働いているイエスマネーに辞表を出しに行き、そこでパク理事と出くわします。
ただ、パク理事は炭鉱で自分を襲った人物がウギだったことには気づいていません。
チャンガク貿易で起きた衝突と、ヒジュの出生の秘密
7話でいちばん大きな事件は、このチャンガク貿易で起こります。
ヒジュが船の手配を頼むため、ウギと一緒にチャンガク貿易にいた時のこと。
ジンマンの思惑によって、棺のありかを探すために、パク理事とアン会長側の人間たちがチャンガク貿易へ押し入ってきます。
ヒジュは小さな金の延べ棒をホ氏に差し出して頼み事をしますが、外で様子を見ていたウギがヒジュにメッセージを送り、ホ氏は急いで彼女をキャビネットの中に隠してくれます。
そしてこの場所で、チョン室長とパク理事が鉢合わせることに。
ホ氏は「自分は車を売っただけだ」と弁解しますが、そこから争いが始まり、パク理事はカン会長側の人物であるチョン室長を殺してしまいます。
パク理事が逃げたあと、外で待っていたウギは、キム・ジンマン刑事が中に入ってホ氏にヒジュの居場所を問いただす場面を目にします。
けれどホ氏は、自分は何も知らないと言い張ります。
チョン室長を連れて病院へ向かうキム刑事。
その後、ヒジュを外へ出してくれたホ氏は、自分はただあなたと契約して金を受け取りたいだけだと言い、ヒジュに登録されてない車まで貸してあげます。
いや、本当に、自分自身が死ぬかもしれない状況で、ここまでしてくれる人がいるのでしょうか。
結局チョン室長が亡くなると、右腕を失ったアン会長は目をむき、キム刑事にイ・ドギョン、あるいはキム・ヒジュを捕まえてこいと命じます。
これでジンマンは、どうしてもヒジュを見つけなければならない立場になってしまいました。
一方、パク理事は、ヒジュがかつて自分が処理してしまったチュ・ハランの名前を使っていることに気づきます。
そして、その身分証をウギが持ち出したことも知ってしまいます。
イエスマネーの社長とパク理事は、一緒に棺を追うことに。
その一方で、キム刑事はヒジュを捕まえるために、彼女と関わりのある人物であるスノクの病院を再び訪ねます。
そしてここで明かされるのが、ジンマンとスノクがかつて恋人同士だったという事実。
しかも、二人の間には決して嫌悪だけが残っていたわけではありませんでした。
ジンマンは、スノクが手術を受ける前に、彼女の体を洗い、髪も剃ってあげます。
その時スノクが明かす衝撃の事実、それはヒジュがジンマンの娘であるということでした。
でもこれ、なんとなく気がついていた方が多かったのではないでしょうか。
最初からキム・ジンマン刑事は、完全にパク理事側の人間でも、アン会長側の人間でもなさそうでした。
かといって、金塊に目がくらんでいるだけの人にも見えない。どこか独立した立場にいる人物だったんですよね。なるほど、ヒジュには知らされてない父、ということだったんですね。
スノクは「ヒジュが何か問題を抱えて追われているようだから、警察であるあなたが彼女を守ってほしい」と頼みます。
突然の話に、ジンマンは戸惑い、なかなか受け入れられない様子でした。
盗聴器越しに知った、ヒジュとスノクの人生
実はジンマンは、スノクの病室に盗聴器を仕掛けていました。
本来は、ヒジュがスノクを訪ねてきたら、その場で捕まえるつもりだったのでしょう。
けれどそこで、ヒジュが自分の娘だという話を聞いてしまったのです。
ヒジュを追うジンマンは、盗聴器のおかげで二人の会話を聞くことに。
自分が共に過ごせなかった母娘の人生、そしてヒジュの絶望についての切実な話を聞くことになります。
なぜヒジュにとって、この金塊が必要だったのかも。
二人の会話を聞いていたジンマンは、ついに涙を流してしまいます。
その後、ジンマンはヒジュを尾行し、彼女を止めます。
自分に銃を向けるヒジュに、アン会長が動かすクムソン派とイエスマネーが彼女を追っていると警告するジンマン。
海外逃亡を手伝うから、金塊をアン会長に返せ、出ないと危ない目にあうと。
自分がアン会長から受け取るはずだった金も全部渡す。
そのお金で、母親と一緒にフランスへ行って暮らせ、と言うのです。
けれど、自分のことをあまりにも多く知っているジンマンに向かって、ヒジュは銃を撃ち、そのまま逃げ出します。
一方、金を売り歩くウギ。
彼は金を現金に換えることには成功しますが、ラッキー金銀房はどこかとつながっているようでした。
そして、ウギはイエスマネーの兄貴分から連絡を受け、すべてがバレてしまったことを知ります。
すでにお金は現金に換えた状態。
このまま金を持って逃げようか、という考えも一瞬よぎりますが、結局ヒジュを裏切ることはできず、戻っていきます。
しかしその結果、ウギはイエスマネーの人間たちに捕まってしまうという結果に。
一方、ヒジュはドギョンと会い、金塊の半分と、自分が用意した船の手配を渡します。
ドギョンは、まだ別れを受け入れることが出来ず、チュ・ハラン名義の口座にお金を送るから自分を信じてほしい、ほかのものを失っても、ヒジュとは別れたくない、と伝えます。
けれどヒジュの気持ちは固いまま。
この二人の縁はどこまで繋がっているのでしょうか。
ウギを救うヒジュと、ジンマンの約束
ウギが捕まったことを知るヒジュ。ウギは彼女に逃げた方がいいと話しますが、彼女にそんなことはできません。
屠畜場へ連れて行かれ、殺される寸前のウギ。
彼はパク理事に激しく殴られながらも、ヒジュについては何も話しません。
パク理事は後輩刑事を利用し、ヒジュがよく現れる場所を突き止め、「幸せ質屋」へ押し入ります。
そんな中、死ぬ寸前だったウギを救うために、ヒジュは車で屠畜場へ突っ込んでいきます。
パク理事は病院からスノクの携帯でヒジュに電話をかけ、ヒジュは彼がかなり多くのことを知ってしまったと気づきます。
そして、病院で自分を偶然見かけ、あとをつけていたジンマンの車に、パク理事は車で突っ込んでいきます。
病院へ運ばれたキム刑事は、自分を訪れた後輩刑事に警告します。
パク理事はアン会長に追われている。もう死んだも同然だ。
お前の借金は俺が返すから、これ以上彼を助けるな、と。
そしてジンマンは、スノクの友人の電話を使ってヒジュに電話をかけ、すべてを話します。
パク理事がどれほど残忍な人間か。
棺がどこにあるのかを話し、アン会長に返さなければヒジュは生き残れない。
少しは揺れているヒジュですが、けれどウギがその電話を切ってしまいます。
ジンマンは、眠っているスノクに、自分が必ずヒジュを生かすと約束。
これからどうすべきかを話し合うヒジュとウギですが、、、金塊を返すにも大きな問題がありました。
すでに二人の手元には、金塊の半分しか残っていなかったのです。
金塊をめぐり、どんどん破局へと向かう人たち。
この二人は果たして生き残って金塊を守ることができるのでしょうか。
ゴールドランドの結末が気になる方はこの記事で読むことができます。
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