『ゴールドランド』あらすじ・ネタバレ | パク・ボヨン×キム・ソンチョル、1500億の金塊スリラー
1500億ウォン規模の金塊をめぐって、人間の欲望と選択がむき出しになっていく『ゴールドランド』。
『オールド・ボーイ』を手掛けた脚本家ファン・ジョユンによるダークスリラーで、これまで可愛らしい印象の強かったパク・ボヨンが、追い詰められた女性の危うさに挑戦しています。
偶然手にしてしまった莫大な金塊。
それは人生を変えるチャンスなのか、それとも戻れない場所へ踏み込む罠なのか。
この記事では、『ゴールドランド』の基本情報、キャスト、あらすじ・ネタバレ、そして実際に見て感じた感想をまとめていきます。
『ゴールドランド』ドラマ 配信 基本情報
* キャスト・配信情報は公開されている情報をもとに整理しています。感想や解釈部分は、作品を視聴したうえで個人的にまとめたものです。
『ゴールドランド』キャスト情報
パク・ボヨン|キム・ヒジュ役
これまで明るく可愛らしい印象の強い役柄でも愛されてきた女優ですが、『ゴールドランド』ではそのイメージとはかなり違う、乾いた表情と追い詰められた雰囲気を見せてくれそう。本人も、金塊を手にした時に「返しそうなイメージ」の人物がそうしない選択をしたらどう見えるのか、という点に惹かれてこの役に挑戦したそうです。
キム・ヒジュは、空港で働く保安検査員。恋人ドギョンの頼みによって金塊密輸に関わることになり、1500億ウォン規模の金塊を手にしてしまう人物。莫大な金を前にしたことで、彼女の中にある欲望や生存本能が少しずつ表に出ていきます。
| 年 | タイトル | ジャンル | 配信 | 状態 | 評価 |
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キム・ソンチョル|チャン・ウク役
ミュージカル、ドラマ、映画を行き来しながら存在感を見せてきた俳優。韓国芸術総合大学10期の一人として有名。直近では「マンスリー彼氏」でジスの元彼の役を務めてくれました。繊細な感情表現も、どこか危うさのある人物も演じられるタイプです。
チャン・ウクは、貸金業者側の人物で、ヒジュと関わりながら金塊をめぐる争いに深く入り込んでいきます。ヒジュと一時的に手を組むような関係になりながらも、次第に自分自身も金塊を狙うようになる人物。「協力者なのか、裏切り者なのか分からない」不安定な魅力を見せてくれそう。
| 年 | タイトル | ジャンル | 配信 | 状態 | 評価 |
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イ・ヒョンウク|イ・ドギョン役
冷たさや二面性のある役柄がよく似合う俳優。『ゴールドランド』でも、単なる恋人役ではなく、ヒジュを危険な世界へ引き込む存在として、物語の不穏さを強める役割を担っています。
イ・ドギョンは、航空会社の副操縦士。ヒジュが金塊密輸に巻き込まれるきっかけを作る重要人物。彼の頼みを受けたことから、ヒジュの人生は大きく狂い始めます。恋人でありながら、物語の中では最初からどこか信用しきれない空気を持つ人物です。
イ・グァンス|パク理事役
バラエティでの親しみやすいイメージも強い俳優ですが、最近は悪役としても頻繁に顔を出すようになりました。金歯をつけたビジュアルや、執拗に金塊を追う姿が話題になっており、これまでのコミカルなイメージとはかなり違う顔を見せています。
パク理事は、ホテルカジノ「ゴールドランド」と関わる組織側の人物。消えた金塊を追う側として登場し、ヒジュたちを追い詰める危険な存在。作品の中では、金塊をめぐる暴力性や裏社会の空気を象徴する人物のひとりといえます。
『ゴールドランド』1話・2話 感想・レビュー
この前知人と話をしていて、ある日本のYouTube番組で「なぜ人はギャンブルをするのか」という原因分析をしていた、という話を聞きました。
そして、大人になってギャンブル依存になった人たちの多くは、実は子どもの頃からずっと、ギャンブルに近い環境の中で育ってきたことが分かっているのだそうです。
その大人たちにとって、ギャンブルをすることは日常の中であまりにも当たり前のことでした。そして子どもたちは、その習慣をそのまま受け継いでしまっていたようです。
また、それだけでなく、お金に対する感覚も違っていたそうです。
彼れにとって一攫千金を望むことは、もしかすると当然望んでもいいことのようになっていて、そのためなら普通の生活さえ犠牲にしてしまう。
ギャンブルや賭け事が、生活の中心になってしまっていたのだと思います。
『ゴールドランド』の主人公ヒジュも、まさにそういう人物です。
(偶然にも『21世紀の大君夫人』のヒジュと名前が同じですね。笑)
地方の小さな空港で保安検査員として働いていたヒジュと、飛行機の機長である恋人。
韓国語で「オッパ」と呼んでいたので、最初は本当の兄妹なのかと思ったのですが、「愛してる」と言っていたので、あ、恋人なんだなと分かりました。笑
その恋人もまた、ギャンブルをする人でした。
そしてヒジュは、彼女自身はギャンブルをしてなさそうですが、そのことを特におかしいとは思っていないように見えました。
ある日突然連絡が取れなくなり、支払わなければならないお金が滞り、逃げなければならない状況になっているのに、ヒジュはそれをどこか当たり前のように受け止め、恋人に言われるままに行動していきます。
その姿が、私はとても不思議に見えました。
それだけではありません。
彼に対して「一体いくら借金があるの?私がなんとかするから」と言うヒジュの行動にも、どこか強い違和感がありました。
けれど2話で彼女の家庭環境が見えてくると、少し納得できる部分もありました。
ヒジュを育てたのは叔母で、その叔母自身にもギャンブルの習慣がありました。ヒジュは、そういう大人の姿をそばで見ながら育ってきたんですよね。
その叔母は、借金を返してもらうことを条件に質屋の男と結婚していました。
しかもその男は、叔母に暴力を振るい、姪であるヒジュにまで性的な目を向けるような人間でした。
ヒジュの行動は、彼女がどんなふうに世界を見てきたのかを想像しないと、理解しにくい部分も多いですがそうした背景が少しずつ見えてきたことで、私は彼女の選択や反応にも納得できるようになりました。
彼女は今、完全に追われる身です。大けがをし病院に入院している恋人の代わりに、やらなければならないこともたくさんあります。
パク・ボヨンさんのどこか憂鬱で、諦めているような雰囲気、とても重かっだです。
これからヒジュがどうやってすべてを解決していくのか。そして、彼女は本当に金塊を守り抜くことができるのか。これからの展開がとても気になるところ。
このドラマは、じっくり没入して見たい方なら、少し待ってから一気に見るのもありかもしれません。
『ゴールドランド』1話・2話までの展開・あらすじまとめ(ネタバレあり)
*ここからはしっかりネタバりありのあらすじです。
一通の電話から始まる密輸事件
『ゴールドランド』の序盤は、ヒジュの日常が一通の電話によって壊れていくところから始まります。
ヒジュは国際空港で保安検査員として働く、ごく普通の女性。目の前の仕事をこなしながら、恋人ドヒョクとの関係の中で、なんとか自分の人生を保っているような人物です。
ある日ヒジュは、航空会社の副操縦士である恋人ドヒョクに頼まれ、保安検査台で棺を通過させます。ドヒョクはその中にクスリが入っていると思っていて、それを通過させれば2000万の借金を帳消しにしてもらえるという約束をしてもらってました。
しかし彼は、こんなに危ないことをして、それだけで済ませることに納得がいかなかった様子。
チャンウクの車に棺を乗せた彼は、モノを運搬している途中で車を奪い、パク理事に「海外に逃亡する必要がある」と言って、1億を要求します。
もちろん、そんな要求に応じるつもりなどなかったパク理事。
この後、何も分からないまま、ドヒョクからの電話で彼のいる場所へ向かったヒジュは、「僕が頼む通りにしてほしい」と言われ、行動を共にします。しかし、パク理事と約束した場所へ向かったドヒョクは、パク理事によって車ではねられてしまいます。
パニックになったヒジュは、前もってドヒョクに言われていた通り、車に乗り込んで逃げようとします。
チャン・ウクに一度は捕まりそうになりながらも、なんとか逃走したヒジュは、今は誰も来ない古い炭鉱までたどり着き、車を隠します。
棺の中に隠されていた1500億ウォンの金塊
そしてヒジュが目にしたのは、とんでもない量の金塊でした。
次の日、何事もなかったように出勤したヒジュは、事故に遭ったドヒョクを探すため、あちこちの病院に電話をかけていました。
そしてその時、職場に押し寄せてきた警察。パク理事側は警察にもつながりがありそうで、彼らは空港へ取り調べに来たのでした。
「一体何が入っていたんだ」と聞く警察。
ヒジュの上司は、「私たちは知りません。棺なのだから向こうの空港で調べているはずですし、こちらで追加で中を調べることはありません」と言って、棺を通過させたヒジュを助けます。
でもその後、ヒジュは機長とはどんな関係だったのかと上司に聞かれ、誰かは責任を取ることになる、と仕事を辞めるように言われます。
その場で電話を受けていた警察の会話から、ドヒョクがいる病院がどこなのかを知ったヒジュは、ドヒョクに会いに行きます。そこでドヒョクに、棺に入っていたのが金塊だったというヒジュ。ドヒョクは驚いた様子を見せます(彼は本当に知らなかったのでしょうか)。
とりあえず彼はヒジュに、金塊をさらに安全な場所に隠し、棺と車を処理するように話します。
彼は、自分は自首して、1年ほど刑務所に行くかもしれない。でも出所したら金塊をお金に変えて、韓国を離れよう。そうヒジュに言います。
その後、パク理事は金塊を見つけるために病院を訪れドヒョクを脅しますが、彼はもちろん、自分は何も知らないと嘘をつきます。パク理事はチャン・ウクに怒りをぶつけ、彼を散々責めたうえで、早く棺を探せと脅します。
故郷に戻ったヒジュと迫ってくるチャン・ウク
仕事を辞めて故郷に戻ってきたヒジュ。
そして彼女は過去のことを思い出しながら、自分を育ててくれた叔母のもとへ向かいます。
そこでヒジュは、叔母が癌を患っていることを知ります。
叔母はお金がないからと、検査もろくに受けず、治療を受けようともしません。そして彼女は、自分を殴るあの男と今も一緒に暮らしています。
とりあえずドヒョクに必要な弁護士を雇うお金などが必要だったヒジュは、なんとか金塊一個をお金に変えようとしますが、もちろん簡単にはいきません。
そして彼女は、自分を追ってきたチャン・ウクにばったり会ってしまいます。
一度は彼から逃げられたと思ったヒジュでしたが、チャン・ウクはヒジュがいる質屋までやって来て、彼女ともみ合いに。
そして彼は、彼女がカバンの中に隠していた金塊を見つけてしまいます。
3〜4話以降は、ヒジュが金塊をどう隠し、誰と手を組み、誰を裏切るのかが大きな焦点になりそうです。チャン・ウクとの関係も、単なる追う者と追われる者では終わらない雰囲気があります。
金を前にしたとき、敵だった人物が一時的な協力者になり、信じていた人物が裏切り者になる。そうした関係の反転が、このドラマの見どころになっていくはずです。
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